【楽曲紹介】今の音楽シーンに対するひとつの解答「三月がずっと続けばいい/三月のパンタシア」#蒼色女子

三月がずっと続けばいいとは、2019年に発表した、三月のパンタシアによる楽曲である。

概要

楽曲情報
曲名 三月がずっと続けばいい
制作陣 歌唱:みあ(三月のパンタシア)
作詞・作曲・編曲:堀江晶太
Drums:ゆーまお
All other Instruments & Programming:堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)
A&R Producer:長谷川”SPARK”洋輔(SACRA MUSIC)
A&R:石田奈々美(SACRA MUSIC)
備考 「ガールズブルー・ハッピーサッド」収録

 

楽曲の特徴

ドラムは近年堀江楽曲を多く演奏している、人気バンド「ヒトリエ」のドラマーの「ゆーまお」氏が担当している。(パステルレインもゆーまお氏の演奏によるものだ。)
また、三月のパンタシアのA&R(アーティストアンドレパートリー そのアーティストに合った作家をコーディネートする役割)を、
PENGUIN RESEARCHのプロデューサーである長谷川氏が担当している。そのためか、今までの三月のパンタシアのアルバムでは
作編曲家以外の情報が一切公開されていなかったが、今回からほぼすべて開示されている。
(長谷川氏が他に担当しているアーティストといえば、LiSA氏が有名である。もちろんLiSAさんのCDには様々な情報が開示されてある。)
意図がない限り、このような演奏者情報を開示することは、プレイヤーにとってもおおむねうれしいことであり、当サイトが推奨している「演奏者で如何に音が変わるかを楽しむ聴き方」を楽しむことができる。

この楽曲の特徴は、今までの楽曲に全く無かったテイストである、所謂「チャキチャキ」したギターのカッティングが主であるということだ。演奏にはテレキャスターを使用したものと考えられる。
今までの堀江楽曲のギターフレーズは、チャキチャキとは対極のものであった。そのため、公開直後はファンに衝撃が走った。
同アルバムに収録されている「パステルレイン」という曲もこのジャンルの曲であり、これが新たな堀江曲のスタンダードになる可能性がある。

今回は「チャキチャキしたギター」に焦点をあてて楽曲を紹介していく。このサイトを見ている層は、おおむね「じん・kemu時代」のボカロ
を聴いてきた人が多いだろう。2012~2013年は激しいドラムにBPMが高い曲が流行であったが、それ以降のボカロ音楽シーンは変化していく。
三月のパンタシアにも人気曲を多数書き下ろされている「ナブナ」さんが2015年頃より台頭していき、音楽シーンは「ナブナ時代」に
変化していく。(ナブナさんについて知らない方はこちらの楽曲を聴いて、ナブナ時代の音楽テイストを感覚で掴んでほしい。)

この時代は比較的ゆっくりめのBPMに印象的な、所謂チャキチャキギターフレーズが目立つ。三月のパンタシアの人気が急上昇したのも、
勿論ボーカリストみあさんの芯がありつつも儚い、唯一無二の歌声、そして顔出しをしない、ネット時代ならではの表現手法もあるに違いないが、
「ナブナ時代」を生き抜いてきたティーン層にクリティカルヒットするサウンドを次々と連発したことも考えられる。

ナブナさんが提供した「青春なんていらないわ」は、今回の「三月がずっと続けばいい」「パステルレイン」とテイストが近く、今回のアルバムを制作するにあたって軸となったと考えている。

余談ではあるが、ナブナさんはkemuの大ファンであり、PENGUIN RESEARCHの野音を見に来ていた模様。

「三月がずっと続けばいい」は、ひとつの音楽時代を作りだした堀江氏が、今のティーン層に示した「解答」であり、常に進化し変わり続けようとする音楽に対する探究心を妙実に感じさせる。
もちろん、ひとつひとつのフレーズには堀江節がしっかりと感じられる。
サビに向かう進行、ちょこちょこと主張してくるベース、「ライブで盛り上がれるように」作られたコールアンドレスポンスの部分など。
「泣いてしまうよ」の部分は、2018年末にリリースされた「なんで/鹿乃」を彷彿とさせる。

御託を並べてしまったが、とにかく「今後の音楽シーンを牽引していく楽曲」であること。これだけは間違いない。

この楽曲に似ている曲

「パステルレイン」

歌唱:みあ(三月のパンタシア) 作詞・作曲:・編曲:堀江晶太
https://www.youtube.com/watch?v=aDafzQ_psnM

購入・配信情報

購入

配信

通常・サブスク配信あり

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