【楽曲紹介】触れられそうで触れられない。詰まっているのは、淡い恋心。 「あと1メートル/斉藤朱夏」

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あと1メートルとは、2019年8月14日に発売された、斉藤朱夏による楽曲である。

目次

概要

楽曲情報
曲名 あと1メートル
制作陣 歌唱:斉藤朱夏
作詞・作曲:ハヤシケイ
編曲:堀江晶太
Guitar:堀崎翔
Bass:【調査中】
Drums:比田井修
Keyboard:sugarbeans
備考 「くつひも」収録

 

 

「ラブライブ!サンシャイン」の渡辺曜役など、数々の人気アニメの声優を務めてきた「斉藤朱夏」さんのアーティストデビュー作の一曲。

PENGUIN RESEARCHやLiSA、ReoNaと同様、アニソン専門レーベル「SACRA MUSIC」の一員であり、PENGUIN RESEARCHやLiSAのプロデュースをされている、長谷川洋輔氏が関与していると考えられる。

「くつひも」というアルバムに収録されており、リード曲という立ち位置で収録されている。

参加クリエイターの詳細・代表作

ハヤシケイ/作詞・作曲

1月11日生まれ
富山県出身 東京都在住

幼少期に観たアニメ「マクロス7」に影響を受け、音楽とアニメへの憧憬を抱く。

2008年、ボーカル&ギターとしてバンド「NO LEAF CLOVER」の活動を開始。
バンド活動開始と同時期にVOCALOIDを使った楽曲制作も始め、2008年2月に最初の楽曲「スターシップ」を投稿。
以降、動画サイトへの楽曲投稿を継続している。
(代表曲「ピエロ」、「Hello, Worker」等)

2013年2月、共同プロデューサーとして田中貴(サニーデイ・サービス)を迎え、 VOCALOIDアルバム「dialogue」をメジャーリリース。

2013年8月、自転車で移動しながら各地で路上ライブを行うツアーを敢行。毎年8月に定期的に行い、2017年に47都道府県を走破した。

2014年10月、作詞作曲楽曲「キミノミライ/ROOT FIVE」がアニメ「FAIRY TAIL」のEDとして採用。幼少期からの憧れであったアニソンに携わることになった。

2017年、音楽制作会社LIVE LAB. Incに所属。

2018年1月、作詞作曲楽曲「WANTED GIRL/TrySail」にて初のアニメOPに採用。

言葉を大切にした歌づくりを心がけながら、2019年現在も活動中。

(本人サイトより引用)

LIVE LAB.に所属し、2019年の「葬送の儀(ReoNa)」で初めてのコラボレーションを実現。とてもキャッチーで愛されるメロディーを書かれるアーティスト。


上記のツイートより、堀江氏の「演奏してみた時代」からの関係が考えられる。

堀崎翔/ギター

数多くのアニソンなどの楽曲のギターを担当されている、腕利きのスタジオミュージシャン。
一度聴くと印象的な、エモーショナルで丁寧なギターサウンドが特徴的です。

今までに担当した堀江晶太作品一覧

楽曲名 アーティスト名 作曲 編曲
HEARTRAIL 小松未可子 Q-MHz Q-MHz・堀江晶太
UNION!! 765 MILLION ALLSTARS 堀江晶太 堀江晶太
Dancer in the Discord 神崎エルザ starring ReoNa 毛蟹 堀江晶太
葬送の儀 神崎エルザ starring ReoNa 872wur 堀江晶太

比田井修/ドラム

n-bunaさんの楽曲「永遠はきらい」の演奏でコラボレーションしたりと、近年交流が多いアーティスト。

今までに担当した堀江晶太作品一覧

楽曲名 アーティスト名 作曲 編曲
ハローグッデイ LiSA LiSA・堀江晶太 堀江晶太
WILL~無色透明~ LiSA 伊秩弘将 堀江晶太
はじまりの速度 三月のパンタシア ARCHITECT ARCHITECT
ピンクレモネード 三月のパンタシア やいり 堀江晶太/やいり
葬送の儀 神崎エルザ starring ReoNa 872wur 堀江晶太

sugarbeans/KeyBoard

別名「佐藤友亮」さん。キーボードだけでなく、ドラムなどの演奏歴もあり、大森靖子さんなど、あらゆるアーティストのサポートに携われている。

2017年6月24日に開催された、LiSAさんのライブ中映像BGMの制作に携わっている。このBGMは2つあり、片方は堀江氏によるものであると推測している。

楽曲の特徴

ピアノ、ベース、ストリングスからなるシンプルなイントロから曲は始まる。
硬さを感じつつも温かみのあるピアノ、オクターブ高めのベース、短くシンプルに刻まれたストリングスは、まさに堀江晶太楽曲のコアの部分だけを濃縮したような前奏である。

全体的に、アレンジはシンプルに仕上げられている。そのため、ボカロPとしても活躍した、ハヤシケイ氏のキャッチーなメロディが映える。サビのメロディーは、堀江氏の感じもあり、編曲によりそういうニュアンスが増したのかなと考える。

ドラムの動きは、今までの楽曲とは似て非なるものである。ほかの楽曲と比べて、複雑なリズムのように聴こえるが、メロディーとの親和性が極めて高い。このメロディーがあってこその、このドラムアレンジだと感じさせられる。ドラムの音色、細かな動きが「ピンクレモネード」のような中毒性を感じさせるのは、ドラムが比田井氏であるからであって、比田井修×堀江晶太コラボが、スローテンポなストリングス強めなバラードが多めであることを考えると、比田井氏のこまやかなドラムテクは、こういう曲調でしっくりくることがわかる。

ギターのサウンドはイントロと、ラスサビ前の間奏くらいしか目立たないが、エモーショナルなギターの音色が、この楽曲で描かれている「片想いの恋」の気持ちを深く感じさせる。ひそかに主張させるのが、エモーショナルギターリスト堀崎翔のスキルを感じさせる。

最近発表の楽曲のように、明らかな派手さを感じることはないが、聴けば聴くほど、内なる感情の熱さを深く感じられる。ぜひ、なるべくいい環境で、ゆったりとした空気で聴いてほしい。音と音の間を味わう、聴けば聴くほど味わい深くなる、皆さんのお気に入りになる堀江曲になることは、想像に易くない。

「ラブライブ!サンシャイン!!」など、人気作品のアニメ声優を手がけてきた斉藤朱夏さんの今後のアーティスト活動に期待させられる一作であり、ハヤシケイさんの、特に歌詞の秀逸さも光る一作であったといえる。

歌詞に堀江氏は関与していませんが、とても歌詞が素晴らしいです。こんなに美しいラブソングを聴いたことは、あまりないです。是非歌詞と一緒に楽しんでください。

1人が寂しいのは 独りじゃない証拠だよ 別れが寂しいのは 隣にいた証拠だよ

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