【濃厚レビュー】デネブとスピカ / DIALOGUE+ #ダイアローグ

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楽曲情報

『デネブとスピカ』

TVアニメ「継母の連れ子が元カノだった」OPテーマ

Words & Music:田淵智也
Arrangement & Sound Direction:堀江晶太
Strings Arrangement:宮野幸子(Shangri-la inc.)
Guiter & Bass:堀江晶太
Drums:ゆーまお
Piano:伊賀拓郎
Strings:室屋光一郎ストリングス
Musician Coordinator:里見勉(Shangri-la inc.)
Recording Engineer:中谷浩平、八反田亮太、黒田かおり
Recording Studio:ビクタースタジオ、PONY CANYON代々木Studio
Mixing Engineer:中谷浩平
Mixing Studio:inks

声優アーティストユニット「DIALOGUE+」と堀江晶太さんの5度目の巡り合わせ、それがこの曲「デネブとスピカ」です。

アニソンシーンに広がる夜空には、無数の星、すなわちアーティストとクリエイターが広がっています。私たちは、そんな星空を眺めながら、日々幸せをかみしめるのです。

そのなかでもひときわ強い光を放つのが、このDIALOGUE+です。

DIALOGUE+という類稀なる星は、デビュー当初から様々な星と繋がり、驚きや感動を与えてくれました。

そんなDIALOGUE+という星と、”堀江晶太”という星を線でつなげると、その線上には何があるのか。

聴けば聴くほど新しい発見が見つかる「デネブとスピカ」という曲を流しながら、この記事を読めば、きっとあなたも何かに気づくはずです。

DIALOGUE+とは?

声優アーティストユニットとして2019年に結成・ポニーキャニオンよりデビューされました。
楽曲プロデュースに、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん。

田淵智也さんといえば「アニソン派!project」や「リスアニ!」での連載「田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)の“呼び水なんてごめんだ”」で、類稀なるアニソンへの知識、そして偏愛を遺憾なく発揮されています。

そのため、堀江晶太さんややしきんさんといった、田淵さんと親交の深いアニソンクリエイターや、瀬名 航さん、Akki さんといった「アニソン第七世代」を代表する若手クリエイターが数多く制作に携わっています。

デビューソング「はじめてのかくめい!」では、田淵智也さんが紡ぐキャッチーなメロディーを、アニソン界の重鎮・田中秀和(MONACA)※公開当時MONACA所属のためこのクレジットで記載 さんがアレンジされるという、アニソンファンにはたまらない布陣の楽曲が大きな反響を呼びました。

ちなみに「はじめてのかくめい!」は歌を再録したバージョンが昨年リリースのアルバムにも収録されています。こちら、聴き比べるとメンバーの歌の進化がわかり感動するので、ぜひ聴き比べてみてください!

その後もアニソンファンがたまらない布陣の楽曲を数々リリースし、今年も既に「デネブとスピカ」を含めると3曲のアニメタイアップソングをリリース。今やアニソンには欠かせないグループのひとつとして活躍中です。

ダイアローグの楽曲では、堀江さんだけではなく、様々なクリエイター方が力を思い存分発揮して『エグい』楽曲が生まれ続けています。

例えば今回のシングルのカップリング曲『シャーベットマーメイド』では、『Re:ステージ!』など様々なコンテンツの楽曲を手がける伊藤翼さんが渾身のアレンジを畳み掛けた一曲となっております。

打ち込みのような、ジャズのような、いやストリングスが綺麗だな…といった何度も楽しい曲となっていますので是非聴いてみてください。

個性豊かな楽曲が成立しているのは、メンバーの皆さんの歌声や演技力が素晴らしいからです。

その中でも全ての曲が『ボーカルがいるからこそ素敵だ』となっているのは、8人8色の唯一無二のハーモニー、強い歌声があるからです。今回紹介している『デネブとスピカ』に関しても、歌声がひとつの楽器のように、星空のように連なって美しい景色を演出しています。

DIALOGUE+と堀江晶太が紡いできた星座

アニソンシーンに広がる夜空には、無数のアーティストとクリエイターという名の星が散らばっています。

DIALOGUE+という星は、言わば八人八色に光り輝く星でしょう。

というわけで、まずはDIALOGUE+と堀江晶太さん、このふたつの星が紡いできた星座(歴史)についてひも解いていきます。

まずは、先ほど紹介した「はじめてのかくめい!」の収録されたシングルのタイアップソング「ダイアローグ+インビテーション!」の編曲を担当されたことが始まりです。

Words & Music:ZAQ
Arrangement & Sound Direction:堀江晶太
Sound Produce:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
Guitar & Bass & Programming:堀江晶太
Drums:ゆーまお
Vocal Direction:ZAQ、田淵智也
Recording Engineer:藤浪潤一郎、小林寛将
Mixing Engineer:藤浪潤一郎
Recording & Mixing Studio:PONY CANYON渋谷Studio、PONY CANYON代々木Studio

ZAQさんは、作家として活躍しながら、「Sparkling Daydream」や「カーストルーム」など、アーティストとしても様々なアニソンを提供されています。

また、こちらはあまり知られていませんが、堀江晶太さんは、ZAQさんの楽曲にベースで参加されていることが多々あります。

そんなZAQさんが作り上げた、ジェットコースターのような自己紹介ソングを、八人八色でめくるめく展開するアレンジで、いつまでも愛される楽曲に仕上がりました。

そしてその後、2020年4月にリリースされたのは、みなさんおなじみ「大冒険をよろしく」になります。

「大冒険をよろしく」
アーティスト : DIALOGUE+
Words & Music:田淵智也
Arrangement & Sound Direction:堀江晶太
Guitar:堀崎翔
Bass:田淵智也
Drums:裕木レオン
Piano:伊賀拓郎
Sax & Brass Arrangement:本間将人
Trumpet:ルイス バジェ
Trombone:榎本裕介
Programming:堀江晶太
Vocal Direction:田淵智也
Recording Engineer:藤浪潤一郎・青木礼門(SoundCity)・中山太陽(SoundCity)
Mixing Engineer:藤浪潤一郎
Recording & Mixing Studio:PONY CANYON代々木Studio・元麻布スタジオ

こちらの楽曲に関しては、レビューを再度ご覧ください!

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その後、直接的なかかわりは1年程度ありませんでしたが、1stフルアルバム「DIALOGUE+1」に収録された「透明できれい」という楽曲でベースRECで参加されています。

『透明できれい』
DIALOGUE+
Words:田淵智也
Music:瀬名航
Arrangement & Sound Direction:伊藤翼
Guitar:堀崎翔
Bass:堀江晶太
Drums:ゆーまお(ヒトリエ)
Strings:Sync Studio Orchestra
Piano & Programming:伊藤翼
Vocal Direction:田淵智也
Recording Engineer:高須寛光、黒田かおり
Mixing Engineer:高須寛光
Recording Studio:PONY CANYON代々木Studio、ビクタースタジオ
Mixing Studio:ビクタースタジオ

こちらの楽曲では、堀江氏から多くの影響を受けており、当サイトのTwitterをフォローしていただいている「アニソンクリエイター第七世代」の筆頭作家・瀬名 航さんが作曲を務める楽曲となっております。

「デネブとスピカ」の制作にも影響を与えていそうな壮大なサウンド感が素敵な、DIALOGUE+を語る上には欠かせない楽曲となっています。

そして、今年リリース「ガガピーガガ」のベースRECにも参加されています。

編曲を、中山真斗さんが手がけられている本曲では、エッジが利いた唯一無二のサウンド感がたまらない、まさに攻めた一曲、攻めたベーステイクとなっています。

このように、数多くの楽曲に、節目節目で関わられてきており、DIALOGUE+×堀江晶太を探ることこそ、それぞれの歴史を探ることにつながっていきます。

2022年の堀江節を感じる大胆かつ繊細なアレンジ

堀江晶太さんの楽曲を構成する、独特なフレーズなどを、通称”堀江節”と言われます。今回、当サイトなりに、各時代の堀江節をまとめてみました。

2011年~2014年 最初期(kemu時代初期、LiSA楽曲初期を代表する楽曲。現在のベースとなっている)
2015年~2017年前半 ランティスアニソン期(ランティス系のアニソンの比率がかなり大きかった時期。さわやかポップスの提供が多い時期。「純真Always」が代表とされる)
2017年後半~2020年前半 ロックサウンド期(PENGUIN RESEARCHや「拝啓ドッペルゲンガー」といった激しめのバンドサウンド楽曲のような提供が多い時期。)
2020年後半~2021年 転換期(コロナ禍、自身の休養が影響したのか、ここで全体的な作風に大きく変化が起こる。)
2022年 職人期(これまでの時期の良いところを昇華させながら、新たな試みに果敢にチャレンジする作風に変化。)

10年近い作家生活の中で、特に2020年前後での作風の変化が大きく「ロックサウンド期」にアレンジされた「大冒険をよろしく」と今作ではかなり趣が変わってきています。

2021年後期から感じられるようになった新たなアプローチだけでなく、かつての時期のエッセンスが織り込まれた、まさにオールタイムベスト的なアレンジとなっています。

個人的に、最近の堀江曲を聴いたうえで2015年以前の堀江曲を聴くと、メロディーの組み方もアレンジのアプローチも相当違うなと感じます。もちろん、コアの部分は変わらないので良い悪いはありませんが、最近の曲はアレンジを洗練させたうえで、遊びを加えている印象が強いです。

その「遊び」に関しても、この記事では徹底的に深堀りしていこうと考えています。

中毒性を引き立てる打ち込みサウンド

豊かな生楽器とは対照的に、この楽曲では1番Aメロ前半、Bメロ後半をはじめ、各パートをつなぐ部分でシンセサウンドを使用しています。

この「生楽器&打ち込み」でのアプローチは、昨年リリースの名曲「エンターテイナー」から盛んに用いられています。

特に1番Aメロでは同様のアプローチを試しており、生ドラム(両曲ともゆーまお氏の演奏)との対比を味わうことができ、場面転換をアクロバティックに味わう効果を生み出しています。

また、じっくり聴いてみると分かりやすいですが、レトロゲームを感じるかのような、ちょっとしたシンセサウンドが織り込まれていることにより、頭の中でシュワっとはじけるような快感を味わうことができます。その快感に知らず知らずのうちにハマっていくから、何度も何度も聴いてしまう…のかもしれません。

シンセサウンドを巧みに使いこなすのはkemu時代の楽曲からであり、例えばアルバム「PANDORA VOXX COMPLETE」限定収録ではありますが「噓つきシューティングスター」ではピコピコ音を主体にしたアレンジ、先述の「最初期」あたりのリリースにあたる、LiSAさんの楽曲「エレクトリリカル」でもかわいいシンセ音を主体にしたアレンジをされており、その流れがこの楽曲にも一部用いられているといっても過言ではありません。

そう考えると、先ほどの歴史表のなかでも「ロックサウンド期」ではほとんど使われなかったアプローチであることから、かつてのアプローチのリバイバルを試みている可能性もあり、やはり「デネブとスピカ」はオールタイムベスト的アレンジであるといえます。

ストリングスアレンジの妙

今作の特徴といえば、まるで星空の下にいるかのような感覚を味わえる優美で芯のあるストリングス。そんなストリングスのアレンジに携わられているのは、宮野幸子さんです。

宮野幸子さんは最近の堀江晶太楽曲のストリングス・ホーンアレンジなどを数多く担当されています。(「ハローグッデイ」「たゆたえ、七色」「とめどない潮騒に僕達は何を歌うだろうか」「88☆彡」「夢見る羊」など)

堀江晶太さんもストリングスを自分で入れられることはありますが、宮野さんが入ると何か雰囲気が全然違うと感じられませんか?

堀江晶太さんは幼少期からクラシックピアノをやられていましたが、中高生時代~はゲーム音楽やロック、アニメソングなどが通ってきた主なジャンルだと思います。堀江さんの編曲は音を詰め込んだりめちゃくちゃやったりするのでそのアレンジが「ラーメン二郎」と称されることも少なくありません(?)。

一方で宮野さんの出自は東京藝大出身のクラシックであり、オーケストレーターという肩書きを持つなど、オーケストラに関する専門知識を幅広く持ち合わせているものだと考えられます。

宮野さんはゲーム音楽であったり映画の劇伴などを中心にやられていますが、歌モノでは嵐の楽曲「Dear Snow」の編曲もされています。(嵐のメインアレンジャーの1人である吉岡たくさんとの共同編曲です。)スタッフが先日聴き返したところ、あまりに洗練されたストリングスに驚きました。

スタッフや周りの見解ですが、「透明できれい」の伊藤翼さんや、最近は田中秀和さんや北川勝利さんのストリングスアレンジをやられているクリエイターのTansaさんもストリングスアレンジでとても評価されていますがフレーズの気持ちよさに定評がある感じがします。(一時期「Sincerely」や「UNION!!」のストリングスアレンジをやられていたEvan Callさんもそのタイプかなと思います)

一方で宮野さんは和声の美しさや響きで楽曲の魅力を底上げするストリングスを書かれるなと感じました。(善し悪しではなくタイプの話です)

先程堀江晶太さんを「二郎」と言いましたが、宮野さんのストリングスは「原材料・水からこだわり抜いて時間をかけて作られた醤油ラーメン」のような気がします。

タイプとしては真逆なお二方ですがその双方の特性が見事にマリアージュして今までの堀江曲にはなかった魅力が引き出されていると感じます。

以前出演された「アニソン派!ラジオproject」では、人に楽器演奏を頼む時は「自分の領域外の部分が欲しいときに依頼する」のようなことを仰られていましたが、ストリングスアレンジも同じマインドであると推察しています。

堀江晶太さんの楽曲の新たな魅力を引き出してくれる宮野幸子さんには今後も注目・期待していきたいです。

炸裂!巨匠・伊賀拓郎が奏でる渾身のピアノソロ

1:55あたりから流れるピアノソロ。「大冒険をよろしく」のピアノも担当された伊賀拓郎さんが奏でられています。

伊賀拓郎さんは、『私に天使が舞い降りた!』などのアニメ作品の劇伴をはじめ、ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんの音楽会など数々のステージでピアノを演奏されてきた、まさに巨匠といえる存在です。

先ほどのオーケストレーションのコーナーでもあった通り、堀江氏とは異なるルーツをたどってきたであろう伊賀拓郎さんは、雄大な星空を旅するかのような、レンジがとても大きく感じるサウンドを奏でます。

堀江氏のピアノソロで感じ取れるフレーズを活かしつつ、ひとつひとつの音色が星粒のように感じられる、壮大なピアノソロにリアレンジされている印象があります。

そのほかバッキングのピアノでも、ボーカルやほかの楽器を下支えする役目を果たしつつ、キラキラとした輝きをアディクションしている効果を感じます。

ミックスから感じる星空のような雄大さ

今作のMIXは、レコーディングエンジニア、ミキシングエンジニアの中谷浩平さんという方が携わられています。

中谷浩平さんと堀江氏のコラボはここ最近から。昨年リリースされた、堀江晶太サウンドプロデュースアルバム『FAITH』の楽曲の一部をミックスされてから2度目のコラボとなります。

created by Rinker
ポニーキャニオン

中谷さんは数多くの名曲のミックスに参加されている他、伊藤翼さん関連作品のミックスに多く携わられています。

中谷さんのミックスの特徴は、とても壮大なスケール感にクッキリとしたサウンドの姿が見えるようなものになります。

先程紹介させていただいたluzさんのアルバムの中の一曲である『Despair』も聴いていただくと、サウンドの共通点が分かると思います。

今回の曲で言うと、星屑のように散りばめられた遊び要素のシンセサウンド、ピアノの煌びやかな旋律をクッキリと映し出しながら、壮大なボーカルのスケールを演出しています。

そういう観点からすると、藤浪潤一郎さん手掛けた『大冒険をよろしく』とは一線を画すサウンドのわけが紐解けてきます。 曲によって得意なプレイヤーにお願いするところに注目するのも面白いですが、エンジニアに注目するのもとても面白いです。エンジニアさんの処理ひとつで音楽は一気に変わります。

親の声より聴いたオブリ

3:58あたりから流れるギターのオブリガード(メロディ・パートをより引き立たせるために、(伴奏にのせて)同時に演奏される別のメロディのこと)を聴いてみてください。

このメロディーライン、まさに堀江晶太といえるの、わかってもらえますか?

この激しいエモーショナルなギターリフからあふれ出す、ストーリの終わり感。おそらく「蛍の光」がルーツといえるでしょう。

田淵さんが紡いだ「La La La…」というコーラスに呼応するようにアレンジで加えられたであろうギターのオブリ。この曲自体、THE・堀江という感じのアレンジで構成されているわけではありませんが、最後の最後で堀江節を全面に押し出したギターのオブリがたまりません。

美しく終わらせるのではなく、ここで泣きのギターを入れてくることこそ、まさに堀江節と言うのではないかと考えます。

余談ですが、アウトロのギターがすごい堀江曲のひとつに「fragment ornament」という曲があります。(配信はありません)

この曲では、ラスト2分がすべてギターソロのアウトロという前代未聞の構成で出来ています。ボーカルのコーラスと、すべてを破壊するかのようなエモーショナルなギターサウンドのコンビネーションには通づるものがありますので、「デネブとスピカ」のオブリに親近感が湧いた方はCDを購入して聴いてみてください。

とにかく、声がいい。

素晴らしいメロディー、素晴らしいアレンジ、素晴らしいエンジニアリング…

様々なことを語ってきましたが、結果としていえるのが「声がいい」ということです。

DIALOGUE+が活動を開始して約3年。ライブなどが中止・無観客開催となる中、首尾一貫として「声をファンに届ける」という活動を行ってきた集大成、8人8色の歌声が折り重なっている唯一無二のハーモニーが、この曲に詰まっていると感じています。

DIALOGUE+公式チャンネルでは、ショートサイズに関しては歌い分けが一目でわかる動画がUPされています。ぜひこちらを観ながら聞いてみてください。

内山さんの心に寄り添う優しい歌声―

稗田さんのヒロイン感あふれる勇気が出る歌声―

守屋さんのキュートながらも芯の通った歌声―

緒方さんのギュッと包み込むような幸せな歌声―

鷹村さんのキラキラと輝く艶やかな歌声―

宮原さんの心を映し出すかのような明瞭な歌声―

飯塚さんの感情豊かなエモーショナルが止まらない歌声―

村上さんのトゥルーエンド感溢れる純粋な歌声―

八色の歌声が重なり合うことで、唯一無二の味わいを感じることができます。ソロの部分、デュエットの部分…それぞれにおいしさがあふれています。

願わくば、それぞれのソロバージョンを聴いてみたい。それらをDAWに取り込んで「マイ・デネブとスピカ」を作ってみたい―

そう思わせてしまうほど、歌声がとても素晴らしいです。

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