【楽曲レビュー 03】HEARTRAIL/ #小松未可子

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今回は、2017/5/10に発売されました、「Blooming Maps」より、Tr.11『HEARTRAIL』(作詞 ・ 作曲 : Q-MHz 編曲 : Q-MHz・堀江晶太)をレビューします。

 

1.こだわりを感じる名盤

まず、制作陣に並々ならぬ拘りを感じます。下にトラックリストと制作陣を転載させていただきます。

01. また、はじまりの地図
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz
Guitar:新井弘毅 / Bass:田淵智也 / Drums:SHiN
All Other Instruments:黒須克彦

02. Imagine day, Imagine life!
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 広川恵一(MONACA)
Strings Arrangement Supervisor:神前 暁(MONACA)
Guitar:堀崎 翔 / Bass:田淵智也 / Drums:城戸紘志
Violin:室屋光一郎, 徳永友美 / Viola:安保惠麻
Cello:奥泉貴圭
All Other Instruments & Programming:広川恵一(MONACA)

03. Catch me if you JAZZ
作詞:小松未可子, Q-MHz
作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 伊藤 翼
Guitar:三澤勝洸(パスピエ)/ Bass:ナガイケジョー(SCOOBIE DO)/ Drums:ショボン
Violin:室屋光一郎
All Other Instruments:伊藤 翼

04. ランダムメトロノーム
作詞:小松未可子, Q-MHz
作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 清水哲平
Bass:黒須克彦 / Drums:かどしゅんたろう
Guitar & All Other Instruments:清水哲平

05. 純真エチュード
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, eba
Bass:黒須克彦 / Drums:かどしゅんたろう
Guitar & All Other Instruments:eba

06. 硝子の地球儀
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 齋藤真也
Guitar:海老澤祐也 / Bass:田淵智也 / Drums:SHiN
Violin:室屋光一郎
All Other Instruments:齋藤真也

07. My sky Red sky
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, ???

08. だから返事はいらない
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, やしきん
Bass:田淵智也 / Drums:城戸紘志
Violin:室屋光一郎
Guitar & All Other Instruments:やしきん

09. 流れ星じゃないから
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 重永亮介
Guitar:新井弘毅 / Bass:田淵智也 / Drums:ショボン
Violin:室屋光一郎
All Other Instruments:重永亮介

10. Lonely Battle Mode
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, やしきん
Brass Arrangement:井上泰久(RightTracks Inc.)
Bass:黒須克彦 / Drums:かどしゅんたろう
Trumpet:高荒 海, 田沼慶紀 / Tenor Sax:井上泰久 / Trombone:半田信英
Guitar & All Other Instruments:やしきん

11. HEARTRAIL
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz, 堀江晶太
Guitar:堀崎 翔 / Drums:SHiN
Violin:室屋光一郎
Bass & All Other Instruments:堀江晶太

12. my dress code
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz
Guitar:三澤勝洸(パスピエ)/ Bass:田淵智也 / Drums:ショボン
Piano & Organ:成田ハネダ(パスピエ)/ Marimba:小松未可子
All Other Instruments:田代智一

すべて一流、そして職人肌のアーティストを起用しており、Q-MHzさんのカリスマ性を再度確認させられました。
堀江晶太速報」と名乗っているため、すべての曲のレビューはしませんが、どれも大変素晴らしい楽曲となっております。(僕はTr.7がすきです)

2.CD概観

今回は初回限定盤をアニメイトにて購入しました。

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ライブ・リリースイベントの券も入っていましたが、会場が遠いので、違う方にあげようと思います。
パッケージも綺麗で、見ていてホレボレします。

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裏デザインを見てみましょう。

紙の下には、違うデザインが隠れています。これは、同じくNBCユニバーサルから発売されたGeroさんのDreamer(Tr.2に堀江曲収録)と同じ感じです。

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ディスクです。CD2枚組、初回限定盤にはドラマCDがついてきます。

3.演奏者詳細が載ってないのは…しかしエンジニアを書いているところはGOOD

デザインも凝っていて、大変いいシングルなのですが、一つ残念なところがあります。

それは、演奏者情報がどこにも書いていないという点です。

演奏者情報を気にする人なんてまず居ないと思いますが、私は気になります。そのためにCDを買っています。

ちなみに、前述のGeroさんのCDには載っていました。

 しかし、演奏者の要望、製作上の不都合により書いていない場合もありますので、ただ単に残念と言うのは出来ないです。

もしそうでなければ、掲載してほしいです。

理由としては、そこから新たな音楽の楽しみが広がるからです。

皆さんは、「あっ、このギターのサウンドかっこいいな」みたいに思うことってありませんか?僕はしばしばあります。そういう時に、ギタリストが分かれば、その人の作品を辿っていき、いい気持ちになるわけです。

そして、その演奏者にも作品の購入などを通して利益が発生し、Win-Winの関係になるわけです。

近年、クリエイターの存在感の希薄化が問題化されています。このような流れが生まれたら、その問題の解消もあり得るかと思われます。

Mixing Engeneerの方の情報は記載されていました。Climbersの「松尾 真弥」さんという方です。

4.和風サウンドがかっこいい!

これからは、音楽面のレビューを。

「Idealist」などの、ハイテンポ調の楽曲でよく使われるシンセサイザーの音色から始まります。Nexus2のDance leadでしょうか?

ドラムは打ち込みのように思われます。今まで通りなら、BFD2を使用しているはずです。

和風調の楽器も使用し、にぎ
やかなアレンジとなっております。

ギターも入っていて、和風ロックの片鱗もあります。ギターは丁寧に演奏されている印象です。

演奏は、私の耳勘からいくと、堀江氏本人による演奏かと思われます。間奏のまとまりを感じつつ、アンプを強めに掛けたギターソロはそれです。

Aメロは、歌を引き立たせるように、ギターとドラムを中心にしたアレンジ。Bメロ→サビの爆発感を出すためによく用いれる手法です。

5.声の加工を用いる

安定感もありつつ、意外性もある編曲となっておりますが、堀江氏としては珍しいとされる、声の加工を、2番Bメロで少々用いられています。

この点に関しては、私が見たところ何人かが指摘されていました。

「Dreamer」「愛すべき悩みたちへ」くらいしか用いてない手法です。

この加工の方法は、ボーカロイドのハイテンポな楽曲でしばしば用いられます。

ニコニコ動画からのファンが多いだろう浦島坂田船ファンに馴染みやすいように用いた可能性もありますし、単調な編曲にしないように用いた可能性もあります。

 

6.まとめ

珍しい和風調の編曲がノれる、楽しい楽曲でした。

ファンの方は購入しては損はないでしょう。

この楽曲は、「Idealist」「村人A」が好きな方に特にオススメします!

真に僭越ではありますが、100点満点中100点を付けさせていただきます!

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