ハルトキ~Spring Moment~とは、2019年に発表した、ぱれっとによるゲーム「9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ」OP楽曲である。
また、同記事では同タイトルEDテーマ そして愛になる に関しても記載する。
概要
楽曲情報 | |
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曲名 | ハルトキ~Spring Moment~・そして愛になる |
制作陣 | 歌唱:米倉千尋 作詞:rino 作曲・編曲:堀江晶太音楽ディレクター:アブカワオサム |
備考 | 9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ |
美少女ゲームブランド「ぱれっと」のゲーム「9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ」主題歌。
「9-nine-」シリーズは今作で3作品目。第一作目から今作まで、OPテーマはクールなサウンドで統一されている。
ちなみに、第一作目主題歌『ReAliZe』(山口たこさん作曲、作詞は堀江氏が以前所属していた「Sound Drive」のSugerLoverさん)のベースは堀江氏である。
https://horienews.com/archives/22211629.html
ボーカルの米倉千尋さんは、「ガンダム」シリーズなどの楽曲を歌われたシンガーソングライター。
音楽ディレクターは、「キスのひとつで」など、数多くの音楽作品を手がけた虻川治氏。
楽曲の特徴
OP「ハルトキ~Spring Moment~」
四つ打ちのリズム、そしてピアノ主体の硬めのサウンドは、近年あまり見られなかった感じ。
2番はメロディーがちょっとずつ変わっていく。この手法は他の楽曲では見られない手法であり、新たなチャレンジを感じられる。
ほかにも、ドラムのリズムが少しずつ変わっていき、1番から2番まで流れるように聴くことができる。
2番後の間奏では、ピアノとストリングスの組み合わせが印象的。個人的には「戦場の円舞曲」主題歌で感じられる、無機質な中に感じられる熱きソウルを彷彿とさせられた。
ラストのサビでは、ギターのサウンドも強く入り、ドラマチックな構成である。この曲が既に通常ではフルで入手できないのが残念だが、一つ朗報がある!
この曲も披露されるに違いない、「ぱれっと」のゲームソングイベント「PASTA2」が9/16に開催される。ここで聴くことができるであろうし、もしかしたら、もしかしたら、CDの再販があるかもしれないし、ないかもしれない…
http://palette.clearrave.co.jp/pasta2/
ピアノ主体の無機質なロックサウンドは、「ARCHITECT」名義を思い出してしまう。
「インテンション・プロペラント」「ファラウェイ・ハイウェイ」「アオ」が好きな方はハマる一曲。
また、この楽曲は異様に音圧が高い。少し割れてる気もするが…こういう無機質な曲はこのくらい高い方が映える。
ED「そして愛になる」
「ハルトキ」とは打って変わって優しさの溢れるスローなバラード。
冒頭は、2018年「なんで/鹿乃」でも聴きなじみのあるデジタルなベース音に、OPよりも柔らかなピアノの音色。
サビに入るにつれて響き渡るアコースティックギターの音色が、物語の優しい終わりを告げていく。
スローなバラードの堀江曲は様々あるが、今回の楽曲は、ディジタルな音とアナログな音の掛け合わせがとにかく新鮮である。
ラストのサビへの入り方の盛り上がり方はクるものがある。「サビへの入り方が凄まじい堀江曲No.1」として名高い「冀望」にはかなわないが、それほどのインパクトがある。サビ終わりは「なんで」「魔法」等で近年よく見られるパターンである。
ラストサビの転調も珍しい気がする。米倉千尋さんは歌唱力が群を抜いており、様々な音域を歌いきることができるので、このようなメロディーこそ映える。
アウトロのギターの主張、のびやかなソロは、確実に堀江氏の演奏であるとわかりやすい、
この楽曲に関しては、ゲ―ム本編を最後までプレイすればフルサイズで聴くことができる。低価格なので是非購入してみては。OPのフル尺は収録されていない。
2曲を続けて聴くと、堀江氏の楽曲の幅広さがよく分かると思う。それでいて、本人のクセが色濃く残っており、これこそが第一線で活躍するプロの仕事であると痛感させられる。
今までの堀江晶太エロゲソングとは一線を画す楽曲であるが、このジャンルの楽曲は、アニソンなどと比べてクセが強く出ているので人気である。
「エロゲソング」だからといって敬遠せずに、是非様々な堀江晶太エロゲソングで「優勝」してほしい。当サイトでは、今後も堀江エロゲソングを強くプッシュしていく。
購入・配信情報
購入
EDテーマに関しては、ゲーム本編で聴くことが出来る。
配信
なし