今回の記事について
写真が挿入されておりますが、撮影の許可は下りております
1/18開催「島村楽器×L’s TRUST 『Bass Meeting』」に参加した際のレポートを掲載させていただきます。
また、当サイトでは堀江氏のベースやDTM機材に照準を充てた記事を多数展開させて頂いております
目次
概要
1/18に島村楽器 立川店で開催された 「島村楽器×L’s TRUST 『Bass Meeting』」 ゲストに堀江氏が登壇されました。
1部(13:00~14:00)では堀江氏と L’s TRUST 小田氏との座談会形式でのミーティング(定員25名+α 参加費2800円)
2部(15:30~16:00)では堀江氏とPENGUIN RESEARCH新保氏・柴崎氏とのセッション形式でのミーティング(参加自由・無料)
という形式で開催されました。
1部
1部のステージの様子は以下の通りです。
左側に堀江氏・右側に小田氏が着席するスタイルで開始されました。
最初に当選された25名は椅子が用意されており、それ以降で追加当選された方は起立での閲覧という形になります。
男女比は半々、ベース経験者が半数以上でしたが、触ったことが無いという方も多く、初心者にもわかりやすい内容で話は進んでいきました。
以下、会場内の機材並びにトーク内容を掲載させていただきます。なお、正確な情報伝達に細心の注意を払っておりますが、異なる部分があるかもしれません。何卒ご了承くださいませ。
会場内の機材写真
機材の写真を一挙掲載させていただきます。パラメーターなどは、会場で設定された値となっております。
堀江晶太さん、バンパーを壊してしまう
小田氏とは車の話をよくする。好きな車種などの趣味が似ている
原宿の高級住宅街で車をこすり、バンパーが外れ、修理費用に140万円掛かった
小田氏との出会い
5年ほど前から L’s trust を使用。3年ほど前から L’s trust製ベースを使用。
「凄いベーシスト」がいると聞いて出会ったら本当に凄かった
機材について
3重塗装(黒→赤→黒)のため、塗装がはがれると新たなカラーが出てくる
5弦ベースを作るにあたってなるべく4弦と同じ操作感にしたかったようで、出来る限りネックを4弦に近い細さにしようとした
テンションの調整に苦労。( ネックにカーボンを混ぜて剛性やしなり具合を調整したり、ネックとボディを繋ぐビスを6本にして各ビスを短くするなど)
5弦ベースの裏の部分をやすりでけずって赤くしていた
4弦ベースのペグの下についているパーツは下に動かすと弦が緩み一瞬でダウンチューニングが出来る
演奏スタイルが激しくベースを損傷することが多いので、すぐ修理できるようにハイエンドなパーツ・一点もののパーツはあまり使わないようにしている
以前野外会場でライブをした時、雨天だったがステージ上には屋根がついており、お客さんは濡れているのに自分達は濡れていないということに疑問を感じた。わざと前で弾いて濡れに行ったところ、ネックの付け根に水が染み込み内部の回路にも影響が出てしまったため今のベース製作に至った
ghs FAST-FRETという潤滑剤を使う。スライド奏法で指へのダメージを軽減させるため
エントリーモデルとしてHISTORY(元Cool-Z)のジャズベースを評価する
https://store.shimamura.co.jp/ec/pro/disp/1/mt0088677?sFlg=2
練習・ウォーミングアップ
3フレットと5フレットを交互に押さえながら弦移動するといった、基本的な運指の練習も行うが、実際の演奏でそんな動きを使うわけではないので、楽曲を弾く練習も大切
録音も大切。今の自分の演奏はどうなのかを耳で確認する。
サウンドメイク
前述の写真も参考にされてください
まずは低音から作る。基本的にアンサンブルの中で響く音なので、周りの楽器の中でどう聴こえるのかを意識して作る。
コンプは音の粒(音量)を揃えるためのものと、音のリリース(減衰)を小さくするためのものを組み合わせて使っている
ライブ会場やスタジオでアンプの音作りをする際はまずイコライザーの低音域を調整し、続いて高音域、続いて中音域、最後に歪み等を調整する
低音域は必ずPAさんに「ローはこれでいいですか?」と確認をしている 自分の感覚ではローが出すぎていたり足りなかったりすることがあるからとのこと
レコーディングの時はライン録音とアンプの音をマイクで録ったものを混ぜることもある
演奏方法
スラップ弾きは左手でミュートしている。常に触らない弦を意識することが大切。
基本ベースを弾くときに小指は使わず、届かない場所があったら一瞬でスライドする
民族楽器が好きで、その雰囲気をベースに用いたかった。ルート弾きの特有のビブラートの効いたドライブ感はそこから来ている。シタールの奏法から着想を得ている。
ダウン弾きの方がスピードは出る。ダウンアップ奏法の場合は、ダウンメインでランダムにアップを入れるべき。
5弦ベースを使用するようになったのは、4弦ベースでlowBのような極端なダウンチューニングをすると、テンションが足りずピッチが不安定になるため
ピック弾きの際には複数の弦にピックが当たっていることが多いが、親指の腹やそれ以外の指の根本側&先端でその都度ミュートしているので単音しか鳴らないようにしている
ピック弾きの際はベースのボディに対して平行にピッキングをすると弦の振動がピックアップに対して平行になってしまうので、あえて斜めにピッキングすることで弦の振動がピックアップに対して斜めになり、よりピックアップが音を拾うのでアタックがはっきりする
ダウンピッキングとオルタネイトピッキングで音のニュアンスがかなり変わるので必要に応じて使い分けている
ドラムやギターの音のアクセントに合わせて、ダウンダウンアップといったような特殊なピッキングをすることもある
2部
PENGUIN RESEARCHの新保氏・柴崎氏を招き、売り場の中央をくりぬいてセッション&「雷鳴」を披露。
(セッションで重い感じでいこうと伝えたら予想外な感じで始まって)そう来るかと思った
ベースを始めたきっかけは中学時代のバンドブーム。ベースに任命され、ラルクアンシエルの楽曲を1か月間必死に練習したが、時すでに遅し、その時にはバンドブームは終わっていた、
歌など、生まれ持ったものもあるが、楽器は練習すれば上手くなる。練習すれば誰でもステージの上ではスターになれる。
何歳から始めても大丈夫。気楽に始めてみてください。
統括
ベース経験者だとより楽しめる内容ではありましたが、楽器を今から始めたいと思う方に、より響く内容ではなかったかなと思います。
筆者も、楽器の演奏経験は殆どありません。強いて言うなら、高校の音楽の授業でバンドを組まされ、いきなりベースを弾いたくらいです。
そんな自分でも、心からベースを始めたいと思いました。今年中にHISTORYのベースを買います。
出来るだけ多くの情報を色々な方のお力添えを頂きながら書いたつもりですが、まだまだ沢山のお話がありました。楽器や音楽が好きだなという方、是非こういう機会があれば、どんなアーティストさんでもよいので足を運んでほしいなと思います。この記事を読まれて、少しでも多くの方がベースや楽器に興味を抱き、島村楽器さんで楽器を購入されることを切に願います。
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