幻日とは、2019年7月17日に発売された、そらるによる楽曲である。
この記事の目次
概要
楽曲情報 | |
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曲名 | 幻日 |
制作陣 | 歌唱:そらる 作詞:そらる 作曲・編曲:じん・堀江晶太Guitar:じん・堀江晶太 Bass:堀江晶太 Drums:ゆーまお(ヒトリエ) Keyboard:じん・堀江晶太 Recording Engineer(Drums):土岐彩香 Mixing Engineer:土岐彩香 |
備考 | そらる「ワンダー」収録 |
ネットシーンで唯一無二の存在感を示しているシンガーソングライターのそらる氏による楽曲。
「カゲロウプロジェクト」など、2012~2013年の、KEMU VOXXと同時代にニコニコ動画音楽シーンを飛躍させたボカロPのじん氏とのコライト作。
これで、公で発表されているものでは「ミリオン/ワンズ」「Clover Days」と3曲目のコラボレーションとなる。
参加クリエイターの詳細・代表作
じん(自然の敵P)/共同作編曲
https://twitter.com/jin_jin_suruyo
「カゲロウデイズ」「チルドレンレコード」など、一連の作品群「カゲロウプロジェクト」で一世を風靡したクリエイター。
現在、様々なアーティストへの楽曲提供だけでなく、様々なプロジェクトを進行している。
聴いてほしい代表作:Life is tasty!/燦鳥ノム
ゆーまお(ヒトリエ)/ドラム
https://twitter.com/_Yumao_
ロックバンド「ヒトリエ」のドラマー。Twitterのプロフィール欄に堀江氏の名前を記載していることでも有名。
繊細かつ、ダイナミックなドラム演奏は、一味違うものを感じる。
今までに担当した堀江晶太作品一覧
楽曲名 | アーティスト名 | 作曲 | 編曲 |
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ミリオン/ワンズ | じん×kemu feat. 初音ミク | じん×kemu | じん×kemu |
アオ | 東城陽奏 | 堀江晶太 | 堀江晶太 |
fragment ornament | 分島花音 | 分島花音 | 堀江晶太 |
三月がずっと続けばいい | 三月のパンタシア | 堀江晶太 | 堀江晶太 |
パステルレイン | 三月のパンタシア | 堀江晶太 | 堀江晶太 |
フタツボシ | 佐咲紗花 | 堀江晶太 | 堀江晶太 |
土岐彩香(Engineer)
http://toki.work/
堀江曲をいままでに担当したことは確認されていないエンジニア。
米津玄師・サカナクションなど、音に定評のあるアーティストを担当されている。
楽曲の特徴
いち、じん・堀江晶太ファンとしてお礼を言わせてください。
最高の曲を、ありがとう―
「ミリオン/ワンズ」で二人は華麗なるコライト・デビューを果たしたが、今回の楽曲ではより深い共作を実現している。では、この楽曲の奥深い世界へと、皆様を誘っていく。では、「幻日」の世界へ…
冒頭は、じん氏の隠れた名作「QUEST」を彷彿とさせる、冒険へ繰り出す勇者そらるの旅立ちをイメージした音色からスタート。
https://www.youtube.com/watch?v=olIfzCfQaHk&t=32s
そらる氏はドラゴンクエストをテーマとしたドラマの主題歌を担当したこともあってか、こういう雰囲気がよく似合う。
勇者そらるの冒険は、まだ始まったばかり。イントロは、いい意味でうるさい、ギターの熱い音色から始まる。堀江氏のギターサウンドは、主張が激しく、最近堀江ギターの採用が増えていることからも定評がある。じん氏のギターサウンドも負けていない。夕焼けの憧憬を感じさせるような熱い音色。聴いただけで、2012年のボカロシーンを感じさせる。
特筆すべきは、Bメロ。入りは確実にじん氏の独特のエモ・メロディーであるが、終盤は堀江氏の雰囲気を醸し出す。一体どこで変化したのか。勇者そらるよ。
サビでは勇者そらるの激アツの歌声。そらる氏は低音を使うことが多いが、この曲では終始ハイトーンを発している。冷静な中にも思いのこもった歌声が、楽曲をよりはなやかにさせる。
この曲とにかく音が溢れている。ギターのサウンドが、イヤホンで聴いているとあふれ出しているかのような感覚。MIXエンジニアさんの妙技である。ぜひ、スピーカーで、できるだけいい環境で聴いてほしい。
ラストのサビのベースの鋭い動きは、普段ベースを味わわない方も楽しめるはずだ。ベースという楽器の重要性を深く感じさせる。
統括として、個人的には「じん」の楽曲でも、「堀江晶太」の楽曲とも感じなかった。すでに、ふたりは唯一無二の楽曲の世界を築いたのである。もちろん、お二人それぞれが好きなファンの方は絶対に好きになるに違いない。
2012年代にボカロシーンに大きな爪痕を残した二人が、このような形で共作をしているのは本当に感動する。今後の共作にも期待したい。
「そらるファン」からみた『幻日』の感想
この曲は疾走感溢れる「ワンダー」屈指のロックチューンとなっている。
作編曲は「ミリオン/ワンズ」ぶりのじん×堀江晶太の共同作編曲であるが、
メロディはじん色が強くアレンジが堀江色が強いと感じる。
作詞はそらる氏が担っているが彼のワードセンスは近頃から本格的にシンガーソングライター活動を始めたというには中々のものではないかと思う。
歌唱に関しては低音イケボと言われていたそらる氏だが、近年では高音が出るようになり、この曲ではその高音を使いこなしている。
落ちサビではそらる氏特有の低音を使っており、その音域の広さが伺える。 ライブで歌ったら盛り上がること間違いない1曲になっている。提供:きなこさん
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